Windowsタブレット ASUS VivoTab Note 8 と一太郎

平成26年10月5日(日)

Windowsタブレット購入

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購入した経緯について

私は通信制大学に在籍している。単位取得のためレポートを作成しなければならないのだが全くやる気が起きない。しかたがないので喫茶店で勉強しようとするのだが、ノートPCは重い。ノートPCの代わりにiPhoneとBluetoothキーボードを使ったりもするが、画面は小さすぎるしインプッドメソッドが貧弱すぎてとても文章など書けない。以前はポメラを使っていたが1年程度で壊れてしまった。2台目を購入するも今度は半年でお亡くなりに。細心のものはわからないが、当時のポメラはATOKの割に変換精度が悪かった。

パターン① ノートPC

Lenovo G465

・一太郎が使える
・重い
・(私の環境では) バッテリーが不満

パターン② iPhone+ポケモンキーボード

iPhone4s ・ ポケモンキーボード
  • 軽くて持ち運びが楽
  • ポケモンキーボードは思いの外打ちやすい。
  • 画面が小さい
  • インプッドメソッドに不満(iOS8で改善したかも?)

パターン③ ポメラ

POMERA DM5

  • インターネット環境がなく集中できる(過去の記事を参照
  • そこそこ軽い
  • 想定していたよりもATOKがいい仕事をしてくれない
  • 1台目が使用2年程度で壊れた。2台目を購入したがまた1年で壊れてしまった。

 またレポート作成以外にも、外でブログを書きたいときがある。iOS・AndroidにはBlogger用のアプリがあるが、文章を書くくらいにしか使えず、草稿を書くことしかできない。そう考えるとモバイル用OSでは限界があると思い、Windowsタブレット購入を考え た。個人的にはWindowsよりUbuntu等のLinuxの方が落ち着くのだが、タブレットに搭載できる汎用デスクトップOSの選択肢は、現状Windowsしかないのだ。

メルカリでの出会い

そんな時たまたまAndroidタブ(ASUS MeMO Pad HD7)でメルカリというフリマアプリを使っていたら、1万8000円でWinタブが売っていた。ASUS VivoTab Note 8 R80TA-DLPSというタブレット。しかも殆ど使っていない状態だという。

 こんなお買い得なものを見つけてしまった私は、貯金も殆どないのにカード払いで即購入。カード払いであれば入金は商品到着後に確定する。ネットでのオークションやフリーマーケットは個人対個人で商取引を行うことが多く、商品が届かなかったり、商品説明と極端に異なるものが送られてくることがしばしばである。連絡が取れなくなることもある。メルカリでは9回購入取引をしたが1回だけ連絡不能になったことがあったが、メルカリは対応が早くすぐにキャンセルすることができた。

 ネットショップで新品のWindowsタブレットが格安で販売されているのを見かけることがある。例えばASUS VivoTab Note 8 R80TA-DLPSであれば楽天で新品2万6850円で売っている。このような商品はMicrosoft Officeのライセンスカードを抜いたものである。
 出品者との価格交渉が可能なメルカリで私がこのタブレットを即決購入したのは、Officeのライセンスがちゃんとついていたからだ。
 

ASUS VivoTab Note 8 M80TA-DL64Sについて

スペック等はググってください。

 CPUはIntelのAtom Z3740。AMD信者である私には抵抗感がある。が、残念ながら最近のatomは事務処理やマルチメディア機器としての性能は申し分ないようだ。APU搭載のタブレットがあれば購入したいのだが、AMD製のものを採用している安価なタブレットは市場にない。Pentium4世代に自作をしていた人間には1.33GHZというのは不安要素なのだが、本当に最近のCPUには驚かされるばかりである。ゲームをしたり、音楽や動画の編集・エンコード作業をしていないので、重たい作業についてはどれくらいの実力があるかはわからない。 メモリは2GiBしか積んでいないが今のところ極端に重たくなったりはしていない。

 もともとの本体価格が安く、しかも中古で購入したということもあるので、個体差だけとはいえないものがあるが、VivoTabもよいところばかりではない。
 タッチパネル右端上部の反応がイマイチよくないのだ。というかたまに反応しなくなる。ご存じの通りWindowsに搭載されるエクスプローラーや各種アプリケーションはシャットダウンするには右上の×を押さなければならないのだが、ここが反応しないのだ。別に他の方法はいくらでもあるのだが…はっきりいって相当困る。

 ASUSのタブレットを購入するのは2台目なのだが、以前購入したAndroidタブレットのASUS MeMO Pad HD7 ME173-PK16も購入して2週間でオートスリープ機能が効かなくなるなどの不具合があった。ASUSは必要十分な性能のものを比較的安価に提供してくれるが、もう少し製品の信頼性を向上させて欲しい。

simスロットの有無

ASUS VivoTab Note 8にはSIMカードスロットがない。ルーターを持ち歩いたり、テザリングをするのが面倒という人にはSIMカードを挿して使えるタブレットの方が便利だ。SIMを挿せれば単体で持ち歩いても通信ができる。
 しかしそこは価格とのトレードオフのため致し方ない部分である。今回幸運にも私はASUS VivoTab Note 8を18,000円で購入できた。もともとdocomoのルーターを使用していることもあり、特段不都合は感じていない。それに普段からスマホと二つのタブレットを持ち歩いているので全部別々のSIMを契約したら維持費が高額になってしまう。ちなみにルーターにはBIGLOBE LTEのSIMを挿している。

一太郎のインストール

さて、今回ASUS VivoTab Note 8を購入した理由は外出時に文章作成を行いたかったからである。文章の作成といっても、勉強とブログ記事の執筆くらいなのだが。ブログに関してはWebブラウザ上で行うが、勉強の方はワープロソフトを使いたい。10数年振りに手に入れたMS Officeでもよいのだが、私の専攻が日本文学ということもあり一太郎を使いたい。
 一太郎はジャストシステムが開発する日本語ワープロソフトである。私は高校生の頃一太郎2004を購入し使用していた。Linux環境では使えなかったため、しばし離れていたが昨年一太郎玄を購入。最新の一太郎徹は未所持のため、一太郎玄をインストールした。

 まず、インストールディスクを入れて…と思い久々にパッケージを開けた。ここで問題が発生。当然ながらこのタブレットにはDVDドライブは付属していない。そして私は外付けのBlu-ray/DVDドライブを所持していないのだ。

 さて困った。しかし意外にも簡単にこの壁を乗り越えることができた。

 一太郎のインストールディスクのファイルをMicroSDにコピーしてASUS VivoTab Note 8で開いたら、簡単にインストール作業を行うことができた。コピーを行う際は隠しファイルもコピーしなければならない。Windows7なら[プロパティ]→[隠しファイル(H)]にチェックを入れ適用する。Windows8以降であればエクスプローラーの項目にあるので確認されたし。

使ってみて

キーボード必須

私の使い方だと、物理キーボードがないとお話にならないと思う(ソフトウェアキーボードだと、Windowsにログインすることですら億劫だ。)。
 私が使用しているのはVivoTabを中古で購入した際にオマケで頂いたエレコムのキーボードTK-FBM023BKだ。ピッチ間隔が狭いので長時間の入力には不向きだが、物理キーボードがあるのとないのでは大違いだ。

Microsoftアカウントはけっこう使える

VivoTab以外にもWindows8.1を搭載したノートPCを所有しているが、Microsoftアカウントは無線LANやデスクトップの設定を同期してくれる。おかげでノートPCのログイン画面も勝手に変更されてしまったのはご愛敬。
 Microsoftアカウントが同期されたためいちいちパスワードを入力しなくても普段使用しているルーターに接続することができた。

いつの間にか電池切れしていることも

スリープからの復帰が非常に速く、Androidタブレットの様に使用しても違和感がない。バッテリーの持ちも決して悪くはない。しかしそうやって使っていると肝心なときにバッテリー切れを起こしてしまうことがあるので注意が必要だ。

ATOKは便利
 一太郎に付属するATOKはプレミアム版だと辞書機能が使える。文章を書く人間にとって、誤用を防ぐ意味でもこの機能は大いに使える。英和・和英も地味に使える。

一太郎は運用の仕方に工夫が必要
 文章の作成に一太郎を利用するが、全てを一太郎で行っているのではない。構想段階ではEvernoteを利用することが多い。スマートフォン等で書き綴ったものを複数PC・スマートフォン間で同期するのにはEvernoteが便利だ。本文の検索もできるので重宝する。
 しかしレポートの作成には一太郎を使う。Wordでもいいのだが日本語の書きやすさが違う(という思い込みかもしれないが)。
 もちろん一太郎で作成といっても、レポート提出の段階では、PDFに変換している。そうしないと先生が読めない可能性が高いし、また大学でWord形式を求められることがあるので、その際は.docあるいは.docxに変換している(レイアウトが崩れることが多く、結局ほとんどの場合Wordで作業し直すことになる)。一太郎とWordではデフォルトで使用する注が異なるので、その当たりで不具合が出やすい。
 ちなみに私は、一太郎など一部を除きプロプライエタリなソフトウェアはあまり好きではないので、 OfficeソフトはLibreOfficeを使用している(OpenOffice.org1.1.1の頃から!)。

 一太郎のファイル形式では困ったことがある。一太郎だと、MS Officeと異なりWeb上で開くことができないのである。つまりDropboxやOneDriveを使っていても、Web上では閲覧すらできず、操作にはWindows環境が必須なのである(だからWinタブを買ったのだ)。
 しかし、Windowsタブレットのおかげで、外でも気軽に一太郎を使えるようになったことは非常に喜ばしい。外出中でもお勉強できてしまうのだから…

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