中華デジアン SMSL SA-50

平成28年11月19日(土)

今年(平成28年・2016年)買ってよかった商品その1

中華デジアン SMSL SA-50

今は昔、尾崎豊を愛してやまない少年は、自室のコンポで狂ったように尾崎を聴いていた。
ダブルカセットデッキ片方ずつ故障し、CDプレーヤーが故障し、エフェクターが故障し、イコライザーも使えなくなった。それでも俺は負けなかった!
アンプ部は健在だったので当時としては画期的だったiPodから音楽を流していた。だが、やがてアンプも壊れてしまった。
その後、ヤマダ電機で購入したパイオニアのミニコンポをアンプ兼CDプレーヤーとして使っていたが、出力が足らず。そしてついにこのアンプに手を出した…。

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密林のガンダム、ではなくアマゾンの箱から中華アンプ。

中華デジアンとは

もはやメイドインチャイナかどうかは不明だが、おそらくどれもこれも支那(シーナ、China)製であろうデジタルアンプのことだ。Made in China。あるいはMade in PRC。
アンプといっても中華アンプといえば 2チャンネルのオーディオアンプのことである。
私が持っているアンプは、デジタルアンプなのに有力も出力もアナログだ。まあそれはい。

購入した動機

ずっと使っているスピーカーを使いたかったから。

コンポ「パイオニア SELFIE X-S70」と音楽

小学生のころから使っていた父親が誰かから譲り受けたコンポ。今となっては珍しい3wayスピーカー(S-P710V)のコンポだ。もともと中古であったために私が高校生のころにはカセットデッキ部が右、左と順番に壊れ、CDプレーヤー部が壊れ、エフェクターが壊れ、最後にアンプの電源が入らなくなった。小学生5年生の時に尾崎豊に出合い、熱狂した。中学生になると名探偵コナンで好きになった倉木麻衣にハマり、次いでさだまさし中島みゆきの音楽に沈酔した。クラシック音楽や合唱に出会ったのも中学生のころだ。カセットデッキや CDプレーヤーが壊れてしまっても、アンプ部分が使えていた。中学校の卒業祝いに父親に買ってもらった iPodを繋いで使用していた。おそらく大学に入学してからだが、アンプが壊れてからはしばらくスピーカーを使っていなかった。音楽を聴くことが少なくなった。いや、音楽を聴くことが減ったのではく、ゆっくりと音楽を聴くことが少なくなった。2000年代後半ごろから音楽はiPodやパソコンで聴くものになっていた。

このコンポは私が使い始めた時点で製造されて10数年が経っていた。いまや残っているのスピーカーだけだ。そこで、このスピーカーを有効に利用するためにアンプを購入した。
正確には、アンプではなく型落ちのミニコンポ購入した。同じパイオニア製の「X-CM30」だ。以前このブログでも記事にしている。一体型ミニコンポのアンプではこのスピーカーを鳴らしきることができず、非常に安く音になってしまった。思えば、このスピーカーを十分に鳴らすことができなくなってから、クラシック音楽を聴くことはほとんどなくなってしまった。ヘッドホンでクラシック音楽を聴くことに抵抗があるからだろうか。

神奈川は川崎市にある実家を出て、練馬の西端に暮してはみたものの金がない。実家に住んでいても金はなかったのだが。だが、実家から持ってきた自分の CDを眺めているとまだまだ開封すらしていないクラシックのCDが100枚以上あった。もう一生聴かないで終ってしまいそうな気もするのだが、いろいろな曲を聴いてみたいと思った。ヘッドホンで聴くのも嫌いではないが、やっぱりスピーカーで聴きたい。そう思って、オーディオアンプを探してみた。高い。とてもではないが、何万もの金を積んで音楽を聴くほどの余裕は私にはない。
そのようにあきらめていたところで、中華アンプに出会った。どこで初めに見たのかは忘れてしまった。どこかのレビューサイトさん、ありがとう。
2、3000円で買えるものなら、失敗してもあきらめがつく。そう思い、購入に踏み切った。
とはいいつつ、ネットで非常に評判のよいLP-2024Aだと、音量が取れないかもとビビったため、SMSL SA-50を購入した。

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箱は比較的まともなものなのだが、書いてあるコピーがいかにも中華。

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結構丁寧なつくりの梱包。

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アダプタに関しては高級感はないものの悪い感じはしない。

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本体小さい。電源でかい。

SMSL SA-50 感想

  • 解像度の高い音、なのかな。

初めてモニターヘッドフォンを初めて使ったときの感覚を思い出した。肝心の音楽だが、ひさびさにストレスなく楽しめる環境を手に入れた。ジャンルを問わずクリアで引き締まった音を楽しめる。明瞭に聞き取れるので、聞き取れる情報量が多く疲れやすい音ともいえる。しかし、1万円以下でここまで満足できるのだったら、さっさと買っていれば良かった。

  • 音のボリュームは十分

杞憂であった。鳴らしきれないどころか、PCから鳴らそうとするとほとんどボリュームを動かせないほど音量を取れる。そういう意味では、買うのはLP-2024Aでも良かったかも。PCからでも、スマートフォンからでも、テレビからでも全く問題ない。
私の使っているテレビは、オリオンの安価なものなので音声出力がない。、ヘッドフォン出力から音を出しているのでかなり貧弱な音になってしまうのだが、このアンプのあり余るパワーでどうにかなってしまう。野球中継やアニメを観るときに大活躍だった。今年はスマートフォンのradikoでRCCカープナイターを聴くことが多かったのだが、BOSEのアクティブスピーカーで聴くより、大きなスピーカーとこのアンプで聴く方が解像感のある音で良かった。音楽以外の用途でも大活躍だ。

  • 微妙と感じるときだってある。

録音やマスタリングや良くないものは聴くのがしんどいこともある。歴史的録音のたぐい、無駄に音圧が高いポップミュージックとかもそうだが、私の場合は合唱の録音で特に強く感じる。ヘッドフォンだと気にならなくても、スピーカーで部屋全体を鳴らそうとすると、定位が良くないと聴くに堪えないことがままある。残念。まあそれくらいに音楽環境をアップグレードできるということだ。いい音の音楽を聴こう。

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外観は悪くない。音は良い。

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バナナプラグも購入した。

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自己満足の世界。

結論

今年投資したものの中でもトップクラスのリターンを得られた一品。中華デジタルアンプ、買い。

参考

今回の購入額 平成28年8月6日購入時点
合計 8789円

SMSL SA-50 デジタルアンプ 7799円
バナナプラグ(4個1組)/FP-0521 990円

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