貝印 ゴールドステンレス・青

平成26年9月18日(木)

使い捨てカミソリシリーズ。
剃り味など使用した感想を記す。
好きなメーカーは、ニッケンかみそり。
でも今回はどこにでも売っている貝印。

【メーカー】貝印株式会社
【型番等】
(上) TB-10B1 貝印 ひげそり用カミソリ T型 青 SM
(下) TGS-10B1 貝印 ひげそり用カミソリ T型 ゴールドステンレス SM
【製造国】 日本
【刃数】 1枚刃
【本数】 10本入り
【購入金額】
(上) 191円+税
(下) 245円+税
【購入場所】
スーパー三和 百合ヶ丘店B館
【購入日】
平成26年8月19日(火)
【備考】

 貝印のゴールドステンレスがスーパーのレジ横に売っているのを世の男性諸君は一度くらい見たことがあるだろう。コンビニでも扱っている事が多い。しかしあまり購入している人を見ることはない。
 また、青銅製のT型は100円均一等で扱っているのをよく見かける。ダイソー、キャンドゥ、セリア…様々なところで7本100円で売っている。実は100均で買う方が今回買ったものよりも単価が安い。

 これらを一度好奇心で買ってみた者は少なくないはずだ。しかし電動シェーバーや多枚刃のかみそりに慣れている者が使うと大概怪我をする。このかみそりは決して押し当てて使ってはならない。


 ブリスターの封を切る。5本ひとまとまりになっている。多くのかみそりはキャップが付属しているが、貝印のT型は紙に覆われているだけだ。ワイルドで非常に男らしい。この紙を少しめくって本体を取り出すのだが、残念なことに、この紙は一度剥がしてしまうと元のような容姿には戻らない。うまく入らないのだ。

 貝印のT型は柄が短いため歯ブラシの如く立てかけることもままならない。刃を包んでいた紙からも半解放され、たいそう情けない姿で安置するしかT型を保存することはできない。そのため雑然とした洗面台にはこのかみそりは似合わない。独身一人暮らしの孤独な男こそこのかみそりがふさわしいのかもしれない。


 T型は「青」と書かれた安価なものと、「ゴールドステンレス」と書かれた少し高級なものとがある。かみそり全体からすればどちらも最安値クラスだが。10本当たりの価格が50円近く開いているが、両者の違いは刃の材質にある。
 「青」は炭素工具銅であり、「ゴールドステンレス」はステンレス刃物銅と記載されている。じゃあ実際どの程度異なるのか。両者は剃り心地の次元が全く異なる。

 現在巷で売っているかみそりは、コーティングやその性能の違いこそあれ、どのメーカーのかみそりも概ねステンレス製だ。

 対して「青」はカーボンである。コーティングしてあるとはいえ、カーボンは薬剤を塗った髭を剃り落とし、その後水で濯ぐことで比較的すぐに劣化してしまう。カーボンもステンレスも初期状態での剃り味に大きな差は感じられない。しかし何度か使用するうちに剃り味に差が出てくるのだ。

・絶対に押し当てない(軽く当てる、)
・角度を調整する
・肌をよく伸ばす(温める、ひっぱる、急がない)
・すぐに見切りを付ける
・コンディションが悪いときは使わない

裏面

ゴールドステンレス
・剃り味はピカイチ!
・6回くらいは特に違和感なく使えた。7回使用の後に廃棄。

青(カーボン銅)
・世の殆どのかみそりとは刃の材質が異なるため、若干剃り心地も変わる。
・使い始めは剃り味が非常にシャープ。
・3回程度使用したあたりから劣化が激しくなるが、あまり剃れない状態で落ち着く。
・6回使用した後に廃棄。

—-
平成26年10月5日(日) 追記

結局どちらも使ってみて思ったのだが、多枚刃と比べると良い点としては、毛詰まりが殆どないということだ。

廃棄前に試しに腹や足も剃ってみたが、意外にも必要十分の働きをしてくれた。普段剃ったりしないため毛が長くひっかかりやすい、非常に危ない状態であったが問題なし。

ツルツル肌にしたい男性にはぴったりかもしれない。

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