SanDisk Connect Wireless Media Drive 32GB

平成26124()

またまたメルカリで購入。
めずらしいSandiskのワイヤレスストレージを見つけたので勢いで購入してしまった。

購入して1ヶ月ほど使った感想を書く。



SanDisk Connect
Wireless Media Drive 32GB

サンディスク コネクト
ワイヤレス メディアドライブ 32GB
型番 SDWS1-032G-J57

ご存じSanDiskはメモリやSSD等の半導体製品を扱う企業である。
この製品はスマートフォンやタブレットの外部ストレージとして設計されている。

想定されている用途としては
①マルチメディア視聴(動画・音楽・画像など)
②外部ストレージ

である。



 この製品は無線LANを経由せずに(つまりネット接続なしに)直接デバイスと通信することができる。
 また同時アクセスは8台、HD動画の再生は同時に5台まで可能だ。



  この製品はdocomoやau、SoftBankといった携帯ショップや、AppleStoreで販売されているらしい。設定は非常に簡単だが、ある程度 ITリテラシーがないとそもそも何に使っていいのかすらわからないように思う。しかしそういう人は携帯ショップで買い物はあまりしない気がする。ちょっと 販路を間違えているような気がしてならない。それくらいこのメディアドライブは相当にニッチな製品なのだ。

手頃なサイズ感だ。


使用感

設定は簡単

 Wi-Fiの設定をするとか、そういったことが出来る人なら簡単に使いこなすことができるだろう。字幕付きとはいえ、iOS版アプリの起動時使い方の説明が英語のままであったり製品紹介の動画が英語であるあたりハードルが無駄に高くなってしまっていると思う。

直感的なインターフェイス

 アプリのインターフェイスは直感的に使用できる。iPodiPhoneの「ミュージック」アプリに近い感覚だ。基本的にはアーティストやアルバム名から選んで再生する。あるいはフォルダを選んで再生することもできる。つまりiPodライクな使用も昔からある格安mp3プレーヤーライクな使用法も可能なのだ。

メニュー画面
アーティストから選択
The Beatles 1

Wi-Fiの設定をしないでアプリを起動すると

 ただしWi-Fiの設定をせずにアプリを起動すると、OSによって挙動が異なる。Android版アプリは私の所持するASUS MeMO Pad HD7(Android 4.2.2)ではアプリ起動時にWi-Fi設定をすることができたが、iPhone4s(iOS8.1)では設定を促すメッセージが出るだけだ。

Androidではアプリ起動後にWi-Fi設定ができる。


iOSでは設定してからアプリを起動しなければならない。

SDカードが便利

 SDを使用することができる。私はイオンで購入したSupertalentのmicroSD(32GB)のものをアダプタで使用しているが問題なく動作している。スーパー等では以外にマイナーな激安系メーカーの製品が置いてあったりして、こういった製品を使ってみるのも面白い。

イオンで1,880円から20%引だった。今のところ速度に不満はない。

AmazonでSDカードを購入

銀色部分の質感はこの写真に近い。

SDカード差込口

データの送受信にはかなり有用

 データの送受信に使うことができる。ネットワークに接続できない環境でも友人にデータを送ることができる。microSD内のデータも扱えるの便利だ。

 例えば私は先日ICレコーダーで録音したmp3データをすぐに知人に渡したい状況にあったのだが、ICレコーダーのmicroSDをサンディスクワイヤレスコネクトに挿し、自分のスマートフォンに送った。そこからDropbox経由で知人にmp3の録音データ送ることができた。アプリのインストールが必須なので、知人に直接送ることができなかったのは残念であるが、スマートフォン用のmicroSDアダプタとして使用するのも悪くないかもしれない。

気になったこと

タグについて

 iTunesでいうところのアルバムアーティストやコンピレーションアルバムといった概念はアップル独自のタグなのでSanDisk Connect Wireless Media Driveにはない。
そのため、コンピレーションアルバム等ではアーティスト毎にアルバムの項目が出てしまい、若干使いにくくなってしまう。

文字化け

 私の環境では一部ファイルが文字化けしてしまった。フォルダからファイルを探すときは文字化けしていないので、ファイル自体ではなく、タグが文字化けするようである。文字化けはmp3でID3v2.2のタグを持つファイルで発生していた。

画面中央の曲が文字化けしてしまっている。

再生するとこうなる。

ファイル名問題ないのでタグに起因するとみられる。


動画再生アプリに注意

 Android端末の場合、環境によって動画の再生が遅延する。ASUS MeMO Pad HD7は2013年の端末なので、時代遅れ感があるのは否めないが、ほとんどの動画再生アプリで遅延が発生した。動画を本体に移してもダメだったので、SDやドライブの速度がボトルネックだったというわけではないようだ。色々試した結果MX動画プレーヤーでは正常に再生できた。

動画再生時画面は消せない

 他のAndroid/iOSの動画の再生アプリと同じく、動画の再生時はアプリをバックグラウンドに回すことができない。動画の音声を聴くだけというのは割と特殊な使い方であるし、動画のバックグラウンド再生はYouTubeでも有償のことが多いので仕方無い部分だろう。

デフォルトでパスワード無し!

 これは大変危険な状態なので起動したらすぐにパスワードを設定しよう。中のデータを覗かれたり、データを勝手に消去されたりしても困るだろう。

総括

 はっきりいって、高い。性能は非常に良い。質感も金額に見合ったもので、同じ価格で購入できるスマートフォンやタブレット等と比較すると、モノを持つ満足感は非常に高いであろう。
 また32GiBストレージを持つのSDカードリーダーとして考えれば、それなりに活用できるかもしれない。

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