うめもと。かつて雑司ヶ谷に存在した幻の名店。

梅もと というラーメン屋があった。

首都圏にたくさんある、蕎麦や稲荷を売っている梅もとではない。
目白からすぐ近くの雑司ヶ谷にあったラーメン屋である。
鬼子母神(鬼の上の棒を取るのが正しい)付近の
住宅街なのか商店街なのかよくわからないところにあった梅もと。
昭和50年創業の老舗であった。
当時は店の外まで並びがあり、
男性が圧倒的に多いものの
付近にある学習院大学や東京音楽大学の学生も多く、
連れられて来る女性客も少なからずいた。
狭い店の中ではカウンターとお座敷が数席づつ。
座敷では当然のごとく相席になる。
クラシック音楽が流れる不思議な空間であった。
そこで客が頼むつけめんはボリューム満点。
そして何より美味である。

宇宙盛(5玉)
私は食を評価するに値する人間ではないし文才も無いので
下手な解説はしないが、「つけめん」と「浜塩めん」(実は今の店舗になってはじめて食べた)はとても美味しい。
ねぎ豚らーめん

浜塩めん

ちょっと前は「大将のやさいらーめん」という野菜炒めがのったラーメンもあったが現在ではやっていないとのこと。
梅もとは平成21年に雑司ヶ谷から南池袋に移転。
大きな店内ではクラシックではなく邦楽(Jpop)が流れていた。
しかし梅もとは平成24年に閉店してしまった。
11月に東池袋で再オープンしたがなかなか見つけることが出来ず。
麺好いブログさんの情報を頼りに
3回目の池袋探訪によりようやくたどり着いたのが今年・平成25年の春。

屋号も「梅もと」から「うめもと」になった。
さらば「梅もと」。

私が初めて食べたのが平成19年だったので、
もう7年来のお店だがようやく再会を果たすことが出来た。
「つけめん」と「やさいらーめん」以外は今まで食べたことがなく
「支那そば」と「浜塩めん」を頂いたのは東池袋になってからである。
南池袋では、南池袋の時にあった「つけめん」のつけだれおかわりサービスが
雑司ヶ谷時代とおなじく7玉(ビッグバーン盛)以上になってしまった。

またつけだれはみそのみである。

特製つけめん 銀河盛 (4玉)

トッピングは全て別皿で出すのがうめもとの流儀。


つけめんを頼む客が大半だが、私のおすすめは浜塩めんだ。
かく言う私もつけめんをお願いすることが多いのだが…

ほんとうに美味しいので
サンシャイン方面へお出かけの際は是非食べて欲しい。

参考
食べログ

TwitterあるいはFacebookのアカウントがあればRettyというSNSが便利。
煮豚(単品)非常にボリュームがある。

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